2016-01-01から1年間の記事一覧
みなさんの中には、 「絶対音感テスト」 と名の付くコンテンツやアプリを一度くらいは試したことのある人もいるのではないでしょうか? 一口に絶対音感と言ってもその定義も曖昧で、 「これが出来たから絶対音感がある」 と判断、断言するのは実際には難しい…
・各出題の前に長音階(8音)が流れます。 その次の音(9音目)が問題になります。 ・提示された音の「音名」を答えます。 ・出題は全部で10問、 制限時間は1秒/1問です。 ・動作環境…FF Chrome、IEはNG、その他 ・解説記事は1、2。メニューに戻る ピ…
・提示された音の「音名」を答えます。 ・出題は全部で10問、 制限時間は1秒/1問です。・動作環境…FF Chrome、IEはNG、その他・解説記事はコチラ。メニューに戻る ピッチ A4= Hz 開始 CC♯/D♭DD♯/E♭EFF♯/G♭GG♯/A♭AA♯/B♭B // 6)diff -= 12; if(diff0…
・提示された音の「音名」を答えます。 ・出題は全部で10問です。・動作環境…FF Chrome、IEはNG、その他 ・解説記事はコチラ。メニューに戻る ピッチ A4= Hz 開始 CC♯/D♭DD♯/E♭EFF♯/G♭GG♯/A♭AA♯/B♭B // 6)diff -= 12; if(diff0){buf += "+" + diff;} …
では、次に譜例2※を聴いてみてください。 譜例2 音量注意! ※この譜例は 「Web Audio API」で作成されているため、 IEやAndroid他、一部のブラウザ、あるいは環境では 動作しない場合があります。予めご了承ください。 これも単純に「ドレミファソラシド」…
残念ながら既にサイトは閉鎖されているようですが、みなさんはAGF(味の素ゼネラルフーズ)さんの 「3倍高密ピアノ(Music of THE TRIPLE)」 と言う企画があったのを覚えていますか? 「3倍高密ピアノ」とは?1オクターブを36分割(通常のピアノは12分割)…
以前、 「自分は相対音感だから調につられてしまう、 あるいは調に引っ張られてしまう」 そんな内容のツイートを見掛けたことがあるのですが、この調につられる、引っ張られると言う感覚は前回の 「縦軸(基本周期)の変化」 によって生じると考えられます。…
もし仮に音を1つ、例えば 「440Hzの音叉の音」 を記憶したとします。当然、440Hzの音はイメージできるでしょう。しかし、どうしたら440Hzの音を1つ記憶することで、 「440Hz以外の音」 をイメージ、またその音名を特定できるのでしょうか? 一般的に相対音…
以前、テレビでバイオリニストの葉加瀬太郎さんが、ご自身は正確には絶対音感ではなく、 「高性能な相対音感」 と言うユニークな表現を使われていましたが、ご覧になった方も多いのではないでしょうか? 具体的には、 「『ラ』(バイオリンのA線)の音から…
「其の五」に登場した法則、 「ド○」は全て長音程(4、5度は完全音程) これは別の見方をすると、 「メジャースケール(アイオニアンスケール)」 の構成音の音程を表しています。 同様に、 「ミ○」は全て短音程(4、5度は完全音程)「ファ○」は全て長音程…
前回、変化記号の付いたパターンを取り上げましたが、変化記号に対しては別の考え方もあります。 5度音列も実際には「ファドソレラミシ」だけではなく、その後には、 「ファドソレラミシファドソレラミシファドソレラミシ」 ############## →シャー…
前回までは全て変化記号の付かないパターンでしたが、今回は変化記号の付いたパターンを考えてみましょう。 と言っても、 「#は音を半音高く、♭は半音低くする記号」 なので、変化記号がXとYのどちらに付くかによって、音程が半音狭く、あるいは広くなる…
【5度音列による長音程、短音程の見分け方】 5度音列を「ファ<ド<ソ<レ<ラ<ミ<シ」とすると、2音X、Y(低い音をXとする)は、 X<Yなら長音程(5度は完全、4度は増音程) Y<Xなら短音程(4度は完全、5度は減音程) この判断条件は簡単…
では、今度は42通りの組み合わせを度数ごとに、そしてここがポイント、基準の音を 「ファドソレラミシ」 つまり、「5度音列」の順に並べてみましょう。 長2度 長3度 増4度 完全5度 長6度 長7度 ファソドレソラレミラシミファシド ファラドミソシレファラド…
では、「ドレミファソラシド」から考えられる42通りの組み合わせを書き出してみましょう。 短2度~増4度 減5度~長7度 短2度 ミファシド ⇔⇔ ファミドシ 長7度 長2度 ドレレミファソソララシ ⇔⇔⇔⇔⇔ レドミレソファラソシラ 短7度 短3度 レファミソラドシレ ⇔…
では、まずギターの弦(ここでは1本だけ)に着目し、「ドレミファソラシド」の並びを確認してみましょう。 五線譜や鍵盤楽器の上では「ドレミファソラシド」が視覚的(距離的)に等間隔に見えますが、実際には、 「『ドレミファソラシド』は等間隔に並んで…
みなさんの中には、 「音程計算が苦手」 と言う人もいるかも知れませんが、そんな人でも 「ドレ」は長2度「ドミ」は長3度「ドファ」は・・・ と言った具合に、 「『ド』を基準とした音程」 だけは音程計算することなく、瞬時に答えられる人も多いのではない…
手品ではお決まりの文句、 「種も仕掛けもありません」 ですが、実際には手品に限らず物事には種も仕掛けも、言い換えれば、 「原理や仕組み」 があるはずです。 では、どんな原理なら正確な音を取れるでしょうか? その真偽は別として、 「絶対音感は音の高…
1オクターブ離れた「ド」の音は物理的には明らかに高さ(周波数)の異なる別の音です。 また、同様に移調された曲は物理的には明らかに高さ(周波数)の異なる別の曲です。 にもかかわらず、人間にはどちらも同じ「ド」の音、あるいは同じ曲として認知され…
そもそも曲の中には、 「この音が調(調性上の主音)ですよ」 と言った目印がある訳でもないのに、 「どうして基本周期が自然と調に設定されるのか?」 今回はそんな基本周期、そして調性音楽の不思議をほんの少しだけ考えてみたいと思います。 まずはゲシュ…
絶対音感と相対音感が共存可能だと仮定すると、実はいくつかの実現パターンが考えられます。 1つ目は、 「固定された音名のものさしと伸縮する階名のものさし、 この2つのものさしが完全に独立した仕組み、次元」 具体的には例えば仮説①のように、 「音名…
「Cメジャースケール」と「Dメジャースケール」 前者は基本周期を「C」、後者は「D」、つまり、調に合わせて周波数成分の分析を行うと、周波数成分sin ntのnはどちらも同じ、 「n=1,9/8,5/4,4/3,3/2,5/3,15/8,2(純正律の場合)」 になります(これは「…
もし絶対音感保持者の中に、 「ものさしが伸縮する感覚が分からない」 と言う人がいてもそれは何ら不思議なことではなく、なぜなら絶対音感の習得には相対音感が発現していない、言ってみれば、 「ものさし(≒基本周期)が伸縮しないこと」 が前提条件とされ…
みなさんの中には移調楽器と聞いて、 「相対音感が必要、あるいは相対音感が鍛えられる」 そんなイメージを持っている人もいるかも知れませんが、移調楽器と言うのは単にこのように、 音名のシラブル(ラベル)が論理的にスライドする、例えば「B♭」→「C」…
ここで、 「周波数と音名と階名の関係性」 について改めて考えてみたいと思います。 上図は何となく私が予想する一般的なイメージですが、実際には周波数上、半音は等間隔に並んでいないため、目盛りをそのままスライドしても目盛りが合いません。 音律は周…
実は基本周期となる音名(周波数)が求まらなくても、周波数成分sin ntのnだけで音名を判別する方法が1つだけ考えられます。 それは、 「相対音感のように基本周期が調に合わせて伸縮しない」 つまり、 「基本周期が特定の音名(周波数)に固定されている」…
「絶対音感保持者=優れたフーリエ解析能力の持ち主」 そんなイメージを持っている人もいるかも知れませんが、もし実際に絶対音感がフーリエ解析に相当する 「周波数成分の分析を介して実現されている」 のであれば、音名を判別するためにはまず、 「基本周…
絶対音感は合成波から取り出された個々の周波数成分から直接(周波数成分を分析する前に)音名を判別している、つまり、 「周波数成分の分析を介さずに実現されている」 と仮定してみましょう(仮説①)。 この段階ではまだ合成波から周波数成分を取り出すだ…
「絶対音感と相対音感は共存できるか?」 この問題に対しては、 「別々の能力だから共存できる」 と言う意見、反対に 「排他的な能力だから共存できない」 と言う意見、どちらも見掛けたことがありますが、絶対音感と言うものが、また相対音感と言うものが科…
相対音感は単純に音が高い低いと言う感覚、つまり、 「トーン・ハイト層で実現」 されていると考えている人も多いかもしれませんが、フーリエ解析に相当する周波数成分の分析を通して、つまり、 「トーン・クロマ層で実現」 されていると私は考えています。 …