前回、変化記号の付いたパターンを取り上げましたが、
変化記号に対しては別の考え方もあります。
5度音列も実際には「ファドソレラミシ」だけではなく、
その後には、
「ファドソレラミシファドソレラミシファドソレラミシ」
##############
→シャープ #######
→ダブルシャープ
その前には、
「ファドソレラミシファドソレラミシファドソレラミシ」
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭
♭♭♭♭♭♭♭ フラット←
ダブルフラット←
と続き、例えば「ド○」の音程の長短は、
重重重重重重重
完X完長長長長増増増増増増増増増増増増増増
「ファドソレラミシファドソレラミシファドソレラミシ」
##############
→シャープ #######
→ダブルシャープ
重重重
減減減減減減減減減減短短短短完X完長長長長
「ファドソレラミシファドソレラミシファドソレラミシ」
♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭♭
♭♭♭♭♭♭♭ フラット←
ダブルフラット←
になります。
「其の四」にて、
「完全5度を積み重ねていくと長音程、
完全4度を積み重ねていくと短音程」
になると書きましたが、実はさらに、
「完全5度を積み重ねていくと長→増→重増音程、
完全4度を積み重ねていくと短→減→重減音程」
になります。
こうして考えると5度音列上は必ず、
「X<Y#」、あるいは「X♭<Y」
になる(5度音列上、YがXより右にある)ため、
基本的には4、5度を除けば、
「『XY#』、『X♭Y』は長音程になる」
(『XY』が元々長音程なら増音程)
逆に言えば、
「『XY#』、『X♭Y』が短音程になることはない」
同様に5度音列上は必ず、
「Y<X#」、あるいは「Y♭<X」
になる(5度音列上、YがXより左にある)ため、
基本的には4、5度を除けば、
「『X#Y』、『XY♭』は短音程になる」
(『XY』が元々短音程なら減音程)
逆に言えば、
「『X#Y』、『XY♭』が長音程になることはない」
と言うことです。
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