みなさんの中には、
「絶対音感テスト」
と名の付くコンテンツやアプリを一度くらいは
試したことのある人もいるのではないでしょうか?
一口に絶対音感と言ってもその定義も曖昧で、
「これが出来たから絶対音感がある」
と判断、断言するのは実際には難しいと思いますが、
その妥当性はさておき、
「作者の作意がどこにあるか?」
を考えてみるのもおもしろいのではないでしょうか?
ちなみに「1問ごとに正解が表示」されるタイプの
絶対音感テストを見掛けたこともありますが、
(親切と言えば親切ですが)それだと2問目以降は
相対音感でも答えられるのではないでしょうか?
と言う訳で今回は、
と言う観点からごくごく簡単な絶対音感テスト※を
作ってみました。
※本テストは「Web Audio API」で作成されているため、
IEやAndroid他、一部のブラウザ、あるいは環境では
動作しない場合があります。予めご了承ください。
テストは全部で3パターンあります。
①よくある一般的な絶対音感テスト
②15秒でできる絶対音感テスト
③30秒でできる絶対音感テスト
①はよくある音当て形式(単音の音名聴音)ですが、
これでは真性と仮性の区別が付きません。
真性と仮性の絶対音感では、
「反応速度に違いがある」
とも言われています。そこで②は①に1秒/1問の
制限時間を設けました。
さらに③は、
を誘発するように各出題の前にメジャースケールを
(キーはランダムで)1回鳴らしています。
真性絶対音感であればこうした条件にも何ら影響を
受けることなく音名を特定できるはずですが、
「頭の中に基準音を思い浮かべたり、音を辿る」
と言った操作によって音名を特定している場合、
①では音名を特定できても②③では制限時間内に
音名を特定できない、あるいはメジャースケールに
つられて移調のミスを起こし、
「音名ではなく、階名で回答」
してしまう人も出てくるのではないでしょうか?
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