「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト(おまけ)」
の解説編です。
理論上、
「のこぎり波(鋸歯状波)」
には全ての倍音が含まれていますが、
「sin t + 1/2sin 2t + 1/3sin 3t + 1/4sin 4t + 1/5sin 5t + …」
このように単純に倍音を足していくとのこぎり波ではなく、
「逆のこぎり波」
になります。
これをのこぎり波にするには、
「sin t - 1/2sin 2t + 1/3sin 3t - 1/4sin 4t + 1/5sin 5t + …」
このように偶数倍音をマイナスにする必要があります。
ちなみに正弦波をマイナスすると、山と谷が反転します。
これは半周期だけ位相するのと同じことです。
のこぎり波も逆のこぎり波も人間の耳には
同じように聴こえるはずですが、
これを聴き分けられた人はいますか?