「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの可聴域テスト」
の解説編です。
今回の可聴域テストの元ネタは以前、
「モスキート音、耳年齢」
と言ったタイトルでいくつかのサイトで紹介された
こともあるのでご存知の方も多いかも知れませんが、
ニューヨークタイムズ紙のコチラの記事になります。
記事によると人間の耳は高音の可聴域が、
「30代で1500、40代で1300、50代で1200Hz」
と年齢と共に徐々に狭くなっていくそうです。
(低音はどの世代も20Hzくらいで変わらない)
ちなみに学校等で実施される聴力検査(正式には、
「標準純音聴力検査」
と言うそうです)では、
「125、250、500、1000、2000、4000、8000Hz」
の7つの周波数が使われているそうですが、
この7つの周波数は全てちょうど2倍の関係、
つまり「オクターブの関係」にあります。
A=440HzのときB≒494Hz、C≒523Hzになりますが、
絶対音感保持者の中には、
「検査音が中途半端な音で気持ち悪い」
そんな風に感じる人もいるのかも知れません。
そう言えば意図して作った訳ではありませんが、
標準純音聴力検査の最高音が8000Hzだったので、
可聴域テストでは8000Hzから開始して、
「8000、9000、10000、11000、12000Hz」
と1000Hzずつアップしていく仕様にしたところ、
たまたま周波数比が、
「8:9:10:11(=33/3≒32/3):12」
に、これは純正律の音律とほぼ一致するため、
相対音感の人は「ファ」の音が少し外れた、
「ドレミファソ」
に聴こえるのではないでしょうか?