前回は、
「音の周期性」
を利用して音叉の振動を取り出すことで
正確な時間を刻む、
「音叉時計」
なるものが存在すると言う話をしましたが、
その中でふと思ったのは時計だけではなく、
「音楽もまた周期性と密接な関係にあるのでは?」
と言うことです。
例えばリズムは基本的に、
「拍、あるいは拍子」
と言った周期性の基に成り立っていますが、
もし周期性が失われたらどうなるでしょうか?
また、音は空気の振動によって伝わりますが、
音の高さを特定するには、
「振動の周期が一定している」
必要があります。振動に周期性がある音を、
「楽音(音の高さを特定できる)」
振動に周期性がない音を、
「非楽音(音の高さを特定できない)」
と言います(楽音と非楽音については以前、
でも取り上げました)。
ちなみに、
「楽器の音を言い当てられるのは単なる相対音感、
机を叩いた音のように生活音も含め
あらゆる音を言い当てられるのが本当の絶対音感」
だと思っている人もいるかも知れませんが、
世の中には音の高さを特定できない
非楽音も存在します。
(次回に続く・・・)
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