2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧
「転調」もまた厳密には、 ・調 が変わる「転調」・旋法が変わる「転旋」 に分類され、その意味も効果も大きく変わってきます。 2次元(相対音感)の世界では、 ・「転調」は 調 次元(縦軸)の変化・「転旋」は移動ド次元(横軸)の変化 (クロマの組み合…
「調(Key)」と言えば、 「長調/短調」 を思い浮かべる人も多いかも知れませんが、実は元来、長調/短調は 「調ではありません。」 長調/短調は英語で元々、 「メジャーモード/マイナーモード」 モードは「旋法」の意で、昔は 「長旋法/短旋法」 と訳さ…
おそらく、(絶対音感を持たない)多くの人は、 「その曲が何調か?を判別できるようになりたい」 と思っているのではないでしょうか? では、ある曲を聴いているとき、 「その曲はCメジャー(ハ長調)ですよ」 と言う情報を与えられたとして、情報を与えら…
相対音感は「調のピント自動調節機能」によって、 「どの音が調(調性上の主音)か?」 を判別することはできますが、 「その調が何の音か?」 つまり、 「何調か?」 は残念ながら分かりません。 しかし、音楽を聴く上でその曲が何調であるかは、 「実は大…
移調(其の八)、フラベリック錠(其の十一)、そして加齢(其の十二)のケース、いずれも共通して言えることは、 「相対音感ではクロマ感覚(横軸)が一切変化しないのに対し、 絶対音感ではクロマ感覚が変化する」 と言うことです。 2次元(相対音感)の…
「絶対音感は一度身に付ければ一生失われることはない」 と言われていますが、実際には 「加齢と共に音が高く聴こえるようになった」 と言う報告もあるようです。 「音が高く聴こえる」と言う症状は前回のフラベリック錠の副作用とは逆なので、周波数比を捉…
「風邪薬のフラベリック錠の副作用で 音が半音低く聴こえるようになった」 絶対音感関連の話題としてはおなじみなのでご存知のみなさんも多いかと思いますが、今回はこの現象を例によって、 「1次元の絶対音感」と「2次元の相対音感」 に当てはめて考えて…
科学雑誌『Newton』の今月号(2015/4)にて、 「絶対音感と脳の記憶にかかわる部位との関連性」 が記事として取り上げられていました。 ※出典はコチラの記事のようです。『The Journal of Neuroscience』(January 2015/1/7)「Bridging the Gap between Per…