先日、『時計の科学』と言う本を読んで、
「音叉時計」
なる物の存在を初めて知ったのですが、
みなさんはご存知でしたか?
音は空気の振動で伝わりますが、
この振動は一定の周期を持った、
「正弦波(サイン波)」
で表されます。音叉時計はこの、
「音の周期性」
を利用しているのですが、
「音叉の振動を取り出して時を刻もう」
と言う発想が素敵だと思いませんか?
音叉時計は物理学者のマックス・ヘッツェルが
1950年代後半に考案したもので、
そのときは1秒間に360回振動する、
つまり360Hzの音叉が使用されていたそうです。
A=440HzとするとF≒350Hz、F#≒370Hzなので、
絶対音感を持つ人が音叉時計に耳を近づけたら、
「FとF#の中間の音がしてモヤモヤする」
なんてことがあるかも知れません。
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