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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感と相対音感とフーリエ変換(其の十二)

 

コンピュータの世界には7つの階層で構成される

「OSI参照モデル」

と呼ばれる通信機能に関するモデルがあるそうですが、
音感についてもこのOSI参照モデルのように、

「いくつかの階層」

に分けて考えてみたいと思います。

 

まず「其の二」では、

「人間の耳自体がフーリエ変換器の役割」

具体的には音が周波数に応じた電気信号に変換される
と言う話(CGを使った動画の紹介)をしましたが、
この段階ではまだ合成波から周波数成分を取り出すだけで
周波数成分同士の関係性については分析されておらず、
単純に周波数の大小に対応した音が高い低いと言う感覚、
いわゆる、

「トーン・ハイト」

が生じると考えられます。

 

そして「其の三」「其の四」ではその次の工程として、

フーリエ解析に相当する周波数成分の分析」

が行われているのでは?と言う話をしましたが、
この段階でようやく周波数成分同士の関係性、
具体的には基本周波数(=調)に対する周波数成分の比、

sin ntn

が求まると考えられます。

実はこの周波数成分sin ntnに対応した感覚が、

「トーン・クロマ」

なのでは?と私は考えています。
※トーン・ハイトとトーン・クロマについては コチラを参照

このとき、例えばnが完全5度を表す3/2の場合、
3/2 = 1.5と言う定量的な数値ではなく、
3と2と言う整数の組み合わせから生じる

「協和と呼ばれる定性的な概念」

が重要だと言う話はコチラの記事を参照してください。

 

ここではこの2つの層をそれぞれ

「トーン・ハイト層とトーン・クロマ層」

とし、さらにその上位層として、

「和声層」

とも呼ぶべき音楽理論に対応した層を想定してみましょう。

 

f:id:raykawamoto:20160127181607g:plain

 

では、

「相対音感は一体どの層で実現されているのでしょうか?」

(次回に続く・・・)

 

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