「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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17/06/14 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の四)」
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17/05/24 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の一)」
16/09/18 「Web Audio API版 絶対音感&相対音感アプリ メニュー」

絶対音感と相対音感とフーリエ変換(其の六)

 

調が変わる度に単位となる基本周期が伸縮してしまったら、

「一貫した正確な量を測れなくなってしまうのでは?」

と心配する人がもしかしたらいるかも知れませんが、
実は誰もが当たり前のように、

「単位を伸縮することで柔軟に対応」

している音楽的な要素があります。

 

「カラオケでキーを変更すると唄えない」

と言う人は聞いたことがありますが、

「カラオケでテンポを変更すると唄えない」

と言う人は聞いたことがありません。

そう、それは「テンポ(リズム)」です。

 

例えば、

「♩= 60のとき、1拍の長さ=1秒」

テンポを倍にすると、

「♩=120のとき、1拍の長さ=0.5秒」

になりますが、テンポを倍にしたからと言って、

「どうして1拍は1/2拍にならないのか?」

と文句を言う人はおそらくいないでしょう。

どのようなテンポでも、♩=60でも120でも
テンポに応じて1拍の長さが伸縮することで、

「1拍は1拍(4分音符は4分音符)」

であることに変わりはありません。

これは何調でも、ハ長調でもホ長調でもト長調でも
調に応じて基本周期が伸縮することで、

「階名/移動ドの『ド』は『ド』(主音は主音)」

であることと全く同じ原理です。

 

もし1拍の長さが伸縮せずに固定されていたら、

「テンポが2倍になれば4分音符を8分音符に、
 テンポが半分になれば4分音符を2分音符に置き換える」

と言った面倒な操作が発生してしまうのと同様、
もし基本周期が伸縮せずに固定されていたら、
例えばカラオケのキーを+2する(1音上げる)場合、

「『ド』を『レ』に、『レ』を『ミ』にずらす」

と言った面倒な操作が発生してしまいますが、
実際にはそうした面倒な操作をすることなく、

「『ド』は『ド』のまま、『レ』は『レ』のまま」

単位となる基本周期が伸縮するだけで、
具体的には伸縮した基本周期、つまり調に合わせて
周波数成分を「逆フーリエ変換」することで、

「調、あるいは基準ピッチのあらゆる変化に柔軟に対応」

することができます。

(次回に続く・・・)

 

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