「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

17/11/22 「零式相対音感トレーニング~和音聴音(解説編)」
17/11/15 「零式相対音感トレーニング~和音聴音 機能追加のお知らせ(11/15)」
17/11/08 「零式相対音感トレーニング~和音聴音 機能追加のお知らせ(11/8)」
17/11/01 「零式相対音感トレーニング~和音聴音 機能追加のお知らせ(11/1)」
17/10/25 「零式相対音感トレーニング~和音聴音」
17/10/18 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の四)」
17/10/11 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の三)」
17/10/04 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(平均律編)」
17/09/27 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の二)」
17/09/20 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の一)」
17/09/13 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(純正律編)」
17/09/06 「絶対音感テスト アラカルト(難易度★~★★★★★)」
17/08/30 「40秒でできる絶対音感テスト(ランダム聴音) 機能追加のお知らせ(8/30)」
17/08/23 「40秒でできる絶対音感テスト(ランダム聴音)」
17/08/16 「50秒でできる絶対音感テスト(無調旋律)」
17/08/09 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て(解説編)」
17/08/02 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て 機能追加のお知らせ(8/2)」
17/07/26 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て 機能追加のお知らせ(7/26)」
17/07/19 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て」
17/07/12 「たとえばこんな相対音感テスト~音律当て(解説編)」
17/07/05 「たとえばこんな相対音感テスト~音律当て(長音階)」
17/06/28 「たとえばこんな相対音感テスト~音律当て(長三和音)」
17/06/21 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の五)」
17/06/14 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の四)」
17/06/07 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の三)」
17/05/31 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の二)」
17/05/24 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の一)」
16/09/18 「Web Audio API版 絶対音感&相対音感アプリ メニュー」

絶対音感と相対音感とフーリエ変換(其の七)

 

みなさんはポンと1音だけ提示されたときその音価を、
つまり、

「何音符なのか?四分音符なのか?八分音符なのか?」

を判別できますか?

「音の長さ」は音のまとまり(ゲシュタルト)の中で
初めて四分音符、八分音符と言った判別が可能になる、
つまり、

「初めてそこに音楽的な意味が生じる」

のであって、1音だけでは音価が生じません。

音楽的に重要なのは1音1音の「絶対的な長さ」ではなく、
音のまとまりの中での

「比率的な長さ(相対的な長さ)」

であって、例えば1音1音ランダムに提示された音が

「何秒間鳴っているか?」

を当てるような訓練をいくら繰り返していても、
音楽的にリズムを捉えることには繋がりません。

 

実は「音の高さ」にもこれと全く同じことが言えます。

音楽的に重要なのは1音1音の「絶対的な高さ」ではなく、
音のまとまりの中での

「比率的な高さ(相対的な高さ)」

であって、例えば1音1音ランダムに提示された音が

「何ヘルツか?(あるいはその音名は何か?)」

を当てるような訓練をいくら繰り返していても、
それは何秒間鳴っているかを当てるようなもので、
音楽的に音の高さを捉えることには繋がりません。

それは根本的に物の量を測る

「コンセプトが違う」

具体的には、

「単位が違う」

と言えるでしょう。

 

もしフーリエ解析のような周波数成分の分析を介すことなく、

「絶対的な音の高さを1つ1つ直接記憶するような能力」

が存在したとして、記憶された音の高さと照合することで、
果たしてそこに音楽的な意味は生じるのでしょうか?

また、記憶だけを頼りに音の高さを再現しているとしたら、
それはリズムと言う概念、感覚を介すことなく、

「音の長さを全て機械的に秒単位で再現」

しているようなものではないでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

関連記事

(其の一) (其の二) (其の三) (其の四) (其の五)

(其の六) (其の七) (其の八) (其の九) (其の十)

(其の十一) (其の十二) (其の十三) (其の十四) (其の十五)

(其の十六) (其の十七) (其の十八) (其の十九) (其の二十)

(其の二一) (其の二二) (其の二三) (其の二四) (其の二五)