例えば下図のように4つの点が
「和声的音程のように同時に提示」
された場合、四角形をイメージできませんか?
では、今度は下図のように4つの点が
「旋律的音程のように別々に提示」
された場合はどうでしょうか?
やはり四角形をイメージできませんか?
では、瞬間瞬間で捉えれば単なる1つの点が
どうして四角形をイメージさせるのかと言えば、
そこには「其の五」で触れたように
「記憶が介在」
していることが予想されますが、実はもう1つ
重要な点があります。
今、みなさんはディスプレイの前にいると思います。
と言うことはつまり、
「観測点が1つ」
だと言うことです。
これが例えば前回の記事のように
「1つ前の音(点)と比較」
つまり、
①→②→③→④→・・・
と言った具合に毎回観測点が移動したとすると、
結果的に
左→下→右→上→・・・
と言う情報が得られます。
しかし、そこから最初に提示された四角形のイメージを
構築するのは難しいのではないでしょうか?
曲を通して一貫して
「ド」は「ド」、「レ」は「レ」
のように同じ高さの音が同じ音として認識されるのは、
「音の観測点が1つだからこそ」
だと考えられます。
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