「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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18/06/27 「たとえばこんな相対音感テスト~あなたの音痴度は? 機能追加のお知らせ(6/27)」
18/06/20 「たとえばこんな相対音感テスト~あなたの音痴度は? 機能追加のお知らせ(6/20)」
18/06/06 「たとえばこんな相対音感テスト~あなたの音痴度は? 機能追加のお知らせ(6/6)」
18/05/30 「たとえばこんな相対音感テスト~あなたの音痴度は?」
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18/05/02 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの倍音テスト」
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18/04/18 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト(おまけ)」
18/04/11 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト(解説編)」
18/04/04 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト 機能追加のお知らせ(4/4)」
18/03/28 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト」
18/03/21 「50秒でできる絶対音感テスト~調(Key)当て 機能追加のお知らせ(3/21)」
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18/02/14 「音の周期性と音叉時計~特殊相対音感と一般相対音感(其の二)」
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17/12/27 「零式相対音感トレーニング~旋法聴音 機能追加のお知らせ(12/27)」
17/12/20 「零式相対音感トレーニング~旋法聴音 機能追加のお知らせ(12/20)」
17/12/13 「零式相対音感トレーニング~旋法聴音」
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17/06/21 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の五)」
17/06/14 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の四)」
17/06/07 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の三)」
17/05/31 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の二)」
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長三和音と短三和音の不思議~音程の観測点(其の七)

 

n音X、Y、Z、・・・がX→Y→Z→・・・の順に
(別々に)鳴ったとき、

①Xが鳴ったとき、Xが記憶される

②Yが鳴ったとき、記憶にあるXと比較される、
 と同時にYが記憶される

③Zが鳴ったとき、記憶にあるYと比較される、
 と同時にZが記憶される・・・(以下繰り返し)

と言った具合に、つまり人間が単純に

「常に1つ前の音を記憶し、記憶した音と比較する」

と言う方法でメロディを認識していると仮定すると、
結果的に

「2音の旋律的音程の判別の繰り返し」

になります。

 

であれば2音の旋律的音程を判別する能力を身に付ければ、
あとは数学的帰納法の証明のように何音連続していようが、

「調性の有無」

にかかわらず絶対音感がなくても基準音さえ与えられれば、
どんなメロディでも聴音できるようになるはずです。

また、

「転調の有無」

にかかわらず聴音できるようにもなるはずです。

 

しかし、実際には絶対音感なしに無調音楽を聴音するのは
難しいのではないでしょうか?

また、聴音で転調の影響を受ける、いわゆる

「転調時に迷子」

になってしまうことも多いのではないでしょうか?

と考えると、どうやら人間は単純に

「1つ前の音と比較する」

と言う方法で協和を感じ取っている訳ではないようです。

(次回に続く・・・)

 

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