2音X、Yがコードやハーモニーのように同時に鳴ったとき、
つまり、
「和声的音程」
の場合、当然2つの音が同時に鳴ってるため、
2つの音を単純に比較することができます。
これは2つの点が同時に提示されたとき、
その位置関係を把握するのに似ています。
しかし、2音X、Yがメロディのように別々に鳴ったとき、
つまり、
「旋律的音程」
の場合、当然2つの音は同時に鳴っていない、
つまり、
「Xが鳴っているときにはまだYは鳴っていない」
そして、
「Yが鳴っているときには既にXは鳴っていない」
ため、2つの音を単純に比較することはできません。
これは2つの点が別々に提示されていても
その位置関係を把握できるのに似ています。
実はこのように
「時間を跨いで」
音を比較し、その協和を感じ取る能力があるからこそ、
人間は音楽を美しく感じることができるのではないでしょうか?
では、
「どうしたら時間を跨いで音を比較できるのか?」
そこには、
「残像」あるいは「記憶」
が介在していることが予想されます。
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