「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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絶対音感保持者からの反論(其の二十)


例えば「ウェーバー・フェヒナーの法則」における
人間の心理的な感覚の変化量さえ同じであれば、

「音楽的に等価と言えるでしょうか?」

 

相対音感(あるいは階名/移動ド)上、

「ドレミ」と「ファソラ」と「ソラシ」

はどれも定量的な変化量は変わりませんが、
もちろん音楽的には等価ではありません。

こうして考えると移調のもとでの等価性と言うのは、
決してトーン・ハイト上の定量的な変化ではなく、

「トーン・クロマ上の定性的な変化が完全に一致」

したときに成立すると言えるでしょう。

 

もし人間の感覚が周波数の定量的な変化だけを
捉えていたならば、

「音楽はもっと味気ないもの」

になっていたのではないでしょうか?

そういった意味で音楽にとってはこの定性的な変化、
言い換えれば、

「調性」

が非常に重要だと私は考えています。

 

だから、もし仮に

「協和」

と言う定性的な概念を経由せず、

「高さ」や「変化量」

と言った定量的な概念で直接「聴音」
あるいは「音取り」が行われているとしたら、

「それは音楽とは似て非なる全く別の行為」

になってしまうのではないでしょうか?

高さや変化量と言った定量的な概念は、
協和と言う定性的な概念を具現化したときに
初めて確定され、そして表面的に現れる

「単なる見掛け上の概念に過ぎない」

だから、

「『正確な高さ』を具現化した結果、『協和』が得られる」

のではなく、

「『協和』を具現化した結果、『正確な高さ』が得られる」

そんなイメージを私は持っています。

 

ところでここで素朴な疑問です。

この定性的な感覚(トーン・クロマ)上、

「絶対と相対、この2つの考え方は両立するのでしょうか?」

(次回に続く・・・)

 

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