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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感保持者からの反論(其の十九)

 

2つの音はその周波数の比が簡単な整数比で表せるほど、

「協和する」

と言われています。

オクターブを除けば周波数比が3/2(2:3)のとき、
音程で言えば

「完全5度」

のとき、最も協和します。

実はこの完全5度の音程を堆積したものを
オクターブ等価に基づき1オクターブ内に収め、
高さの順に並べた結果生まれたのが、

「ドレミファソラシド」

です(ピタゴラス音律)。

ちなみに「ドレミファソラシド」がどのようにして生まれたかは、
こちらの『音律と音階の科学』が参考になります。

 

音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)

音律と音階の科学―ドレミ…はどのようにして生まれたか (ブルーバックス)

 

 

「簡単な整数比」

とは当然ですが、

「比(の値)が小さい(あるいは大きい)」

こととは全く関係がありません。

つまり、協和とは

「音の高さと言う定量的な概念(比の大小)からは
 完全に独立した全く別の次元の概念」

になります。

 

例えば先ほどの完全5度の場合、

3/2 = 1.5

と言う定量的な数値として見るのではなく、
3と2と言う整数の組み合わせ自体が意味を持つ、
つまり、協和と言う概念においては3/2と言う

「比そのものが定性的な意味を持つ」

と言えるでしょう。

 

協和と言う定性的な概念でデザインされた
「ドレミファソラシド」は

「高さや変化量と言った定量的な概念」

ではなく、やはり

「協和と言う定性的な概念」

によって判別されるべきではないでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

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