「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

5度音列による長音程、短音程の見分け方(其の八)

 

「其の五」に登場した法則、

「ド○」は全て長音程(4、5度は完全音程)

これは別の見方をすると、

「メジャースケール(アイオニアンスケール)」

の構成音の音程を表しています。

同様に、

「ミ○」は全て短音程(4、5度は完全音程)
「ファ○」は全て長音程(5度は完全、4度は増音程)
「シ○」は全て短音程(4度は完全、5度は減音程)

はそれぞれ、

「フリジアンスケール」
「リディアンスケール」
「ロクリアンスケール」

の構成音の音程を表しています。

 

実は「其の三」に登場した42通りの組み合わせの
音程を覚えることは、

「ダイアトニックスケールやダイアトニックコード」

を覚えることに繋がっています。

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ちなみに今回のブログテーマ、

「5度音列による長音程、短音程の見分け方」

のアイディアは本書の「音楽理論編」に登場する
指板図が元ネタになっています。

 

最後に話はがらっと変わって、

絶対音感があれば、(必然的に)相対音感もある」

そんな主張を稀に見掛けることがありますが、
私にはその理屈がサッパリ分かりません。

確かに音名が分かればその差から音程も求まりますが、
そもそも相対音感は音程そのものを捉える能力ではなく、
その本質は音楽的文脈に応じて、

「ものさし(≒基本周期)が伸縮」

する点にあると私は考えています。
(結果的にものさしの目盛りは階名/移動ドを指す)

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このとき、

「ものさしの目盛りの値を読み取れば音高に、
  目盛りと目盛りの差を読み取れば音程になる」

それはものさしが固定されていようが伸縮しようが
絶対音感でも相対音感でも)同じことです。

逆に2音X、Yの音高が分からずして一体どんな原理で
音程だけがいきなりポンと求まるのでしょうか?

もちろん音程を、

「音名(固定ド)の差として認識しているか?
 階名(移動ド)の差として認識しているか?」

の違いはあれど、結果的には同じ音程になります。

(了)

 

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