「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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絶対音感と相対音感のアルゴリズムを考える(其の十八)

 

前回は処理2の前にこんな1文を追加しましたが、

移動ド[i] = 移動ド[i - 1] * 音程[i];
周波数[i] = 調 * 移動ド[i]; //処理2

今回は処理2の後にこんな1文を追加します。

周波数[i] = 調 * 移動ド[i]; //処理2
調 = 周波数[i];

この処理は音を取るのと同時に、

「その音が次の音取りの基準」

となるようにその値を調に一旦退避することで、
次の音を取る(iがカウントアップした)ときに、

「調が直前の音(周波数[i - 1])」

を指すことになります。また、

「移動ドは調(ここでは周波数[i - 1])との音程」

を表しているため結果的に、

周波数[i] = 周波数[i - 1] * 音程[i]; //処理1

と同等の処理になります。

 

調の値が変わると言うことは音楽的に言えば、

「転調する」

つまり、これは音を取る度に今取った音を、

「『ド』に読み替え(ムタツィオ)する」

操作を表しています。

ただし、本来読み替えは実際の転調時に行うもので、
今回の処理は、

「直前の音を基準として音を取るための特殊な用法」

と言えるでしょう。

そもそもこのように音を取る度に調が変わったら、
曲を通しての一貫性が失われ、調性が生じません。

 

ちなみに、

「任意の音を開始音として完全5度上げる(ただし、
 開始音からオクターブ離れたらオクターブ下げる)
 これを12回繰り返してまた開始音に戻ってくる」

と言う音程操作ができる人もいると思いますが、
おそらく内部的には、

「『ソ/ド』と12回繰り返して読み替える」

のと同じ操作が行われているのではないでしょうか?

ただし、このとき完全5度の振動比を3/2として
5度圏を一周すると、

「ピタゴラスコンマ」

が発生し、正確には開始音に戻ってきません。

なお、音程を上げるのではなく下げたい場合は、
例えば短3度下であれば、

「その転回音程の長6度上のオクターブ下の音」

と考えて音を取る人もいるのではないでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

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