「絶対音感の終焉」

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絶対音感と相対音感のアルゴリズムを考える(其の十七)

 

相対音感は、

周波数[i] = 周波数[i - 1] * 音程[i]; //処理1

のように直前の音(周波数[i - 1])ではなく、

周波数[i] = 調 * 移動ド[i]; //処理2

のように、

「調(調性上の主音)を基準として音高計算」

しているのでは?と言う話を前々回しましたが、
おそらく世の中には、

「直前の音との音程が与えられれば音を取れる」

と言う人も珍しくはないと思います。

 

このとき、2つの可能性が考えられますが、
1つは処理1のように、

「直接周波数を音程操作」

するのではなく、

移動ド[i] = 移動ド[i - 1] * 音程[i];
周波数[i] = 調 * 移動ド[i]; //処理2

このように一旦、

「移動ドの概念上で音程操作」

してから処理2に引渡す、これなら処理1のように、

「ただ漠然と音が上がり下がりする」

のではなく、常に調(調性上の主音)を意識しつつ、

「移動ドの概念上を音が上がり下がりする」

結果的に調性が生じることにもつながります。

 

実際のところ相対音感では、

「全全半全全全半」よりも「ドレミファソラシド」

つまり、

「直前の音との音程よりも移動ド」

のほうが音を取りやすいのではないでしょうか?

これは相対音感が最終的に音高計算を行う処理2で
必要とする情報が「直前の音との音程」ではなく、

「調(調性上の主音)との音程、つまり移動ド」

で、移動ドの情報を直接処理2に引渡しさえすれば、

「その直前の音程操作が不要になる」

からです。

 

次にもう1つの可能性ですが…

(次回に続く・・・)

 

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