「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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絶対音感と相対音感のアルゴリズムを考える(其の十五)

 

相対音感の説明において、

「直前の音に対して…」

と言う表現をしばしば見掛けることがありますが、
もし本当に相対音感が「直前の音」を基準として、
プログラムに例えるなら、

周波数[i] = 周波数[i - 1] * 音程[i]; //処理1

こんなイメージで音高を計算しているのであれば、
音を取るのに必要な情報は直前の音との音程だけで、
音名/固定ドはもちろんのこと、

「階名/移動ドさえ不要な情報」

になります。

 

みなさんの中には、

①「 全全半全全全半 」
②「ドレミファソラシド」(階名/移動ド)

両者は表現の方法が違うだけでどちらも同じ内容を
表していると考えている人もいるかも知れませんが、
①は「直前の音との音程」を表しているのに対し、
②の階名/移動ドは、

「調(調性上の主音)との音程(=音度)」

を表していて、

「②から①の情報を取り出すことはできても、
 ①から②の情報を取り出すことはできない」

つまり、

「①と②は不可逆的」

で決して等価ではありません。

処理1が必要としている情報は直前の音との音程、
つまり、②ではなく①です。

 

②の階名/移動ドを利用して音高を計算するには、

周波数[i] = 調 * 移動ド[i]; //処理2

例えばこんなプログラムイメージが考えられますが、
ここで重要なポイント、それは音高を計算するのに、

「常に調が意識されている(調を基準としている)」

と言うことです。

そもそも階名/移動ドは調との音程を表すもの、
だから、

「音高の計算には調が必要」

であることは考えるまでもありません。

これに対し処理1では、

「調が全く意識されていない」

ことが分かります。

(次回に続く・・・)

 

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