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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感と相対音感のアルゴリズムを考える(其の十)

 

絶対音感のある人から見たら、

絶対音感のない人はどうして音が取れるのか?」

そんな疑問を感じる人もいるかも知れませんが、
絶対音感が「ものさし」ならば、相対音感は…

「コンパス」

に例えられます。

 

コンパスは単に円を描くだけのツールではありません。
コンパスには開き幅を調節することで、

「任意の長さを保持(記憶)」

する機能があります。この機能を利用することで、
ものさしのように、

「何cmか?」

を測定することはできませんが、

「任意の長さを1(新たな単位)として、
 任意の長さの何倍か?を測定したり、
 任意の長さのn倍の長さを作り出す」

ことができます。このとき、

「任意の長さが何cmであるかは問題ではない」

裏を返せば、

「任意の長さは何cmでも構わない」

と言うことです(ここ重要)。

 

相対音感にも全く同じことが言えます。相対音感は、

「何Hzか?(あるいはその音名)」

を測定することはできませんが、

「任意の高さを『ド』(基本周波数)として、
 任意の高さの何倍か?を測定したり、
 任意の高さのn倍の高さを作り出す」

ことができます。
(「ド」が移動する=コンパスの開き幅が変わる)

音階の刻み幅を定める音律、あるいは音と音の幅、
いわゆる音程もその実体は周波数の差ではなく比、
つまり、

「何倍か?」

です。もちろん、

「任意の高さは何Hzでも構わない」

だから、相対音感はA=440Hzでも442Hzでも、

「どんなピッチでも柔軟に対応」

することができます。

(次回に続く・・・)

 

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