「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

コレって相対音感テスト?(其の七)

 

若干話が逸れてしまうかも知れませんが、
例えば基準ピッチA=440Hzの絶対音感保持者Aさんが
ある曲を聴いたとき、その曲がロ長調に聴こえ、
ロ長調の調性格を感じたとします。

 

そこで、

「この曲は基準ピッチA=415Hz※で演奏されている」

と言う情報が与えられれば、Aさんはその曲が
ハ長調だと論理的に認識することはできるでしょう。

※415Hzは440Hzより半音低いと考えてください。

 

しかし、論理的にハ長調と認識したところで
その曲からはハ長調の調性格ではなく、
あくまでもロ長調の調性格を感じるのではないでしょうか?

 

同様にAさんがある音を聴いたとき、
「シ」のクロマを感じ、その音を音名「B」と判別したとします。

「この楽器は基準ピッチA=415Hzに調律されている」

と言う情報が与えられれば、Aさんはその音が
音名「C」だと論理的に認識することはできるでしょう。

 

しかし、論理的に音名「C」と認識したところで
その音からは周波数比1:1が生み出す「ド」のクロマではなく、
あくまでも周波数比8:15が生み出す「シ」のクロマを
感じるのではないでしょうか?

 

つまり、論理的な情報が与えられたところで、

「感覚上の聴こえ方には何ら影響を受けない」

と言うことです。

 

そして、注目すべきは

「その音が論理的に何の音か?」

と言う表面的な部分ではなく、実際に

「その音が感覚上、どう聴こえているか?(認知されているか?)」

と言う内面的な部分だと私は考えています。

(次回に続く・・・)

 

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