「みなさんはギターをチューニング(調弦)するとき、
どのようにチューニングしますか?」
おそらく多くの人が一番最初に覚える方法は
「5フレットと開放弦を実音で合わせる方法」
ではないでしょうか?
そして、次に
「5フレットと7フレットをハーモニクスで合わせる方法」
を覚えるかも知れません。
しかし、音楽理論を学ぶと
「ギターは平均律、ハーモニクスは純正律、
ハーモニクスによるチューニングはギターでは合わない」
と言うことが分かります。
もちろん場合によっては意図的に
特定のコードが純正律で綺麗に響くような
チューニングにすることもあるかも知れませんが、
ここでは平均律でチューニングすることを前提に
話を進めていきます。
ただ、正確には全てのハーモニクスが合わない訳ではなく、
オクターブ(2のn乗)のハーモニクス(倍音)は
チューニングに使用しても問題ありません。
つまり、
「12フレットの2倍音、5フレットの4倍音はOK、
7フレットの3倍音、4フレットの5倍音はNG」
と言うことになります。
チューニングのときは実音よりもハーモニクスの方が
音を合わせやすいと言う人もいるかと思います。
そこで、私の場合はこのOKな倍音を利用して
極力ハーモニクスで合わせるようにしています。
みなさんは指板上どうやって「スケール」を探し出しますか?
「指板図に縦線(バーティカルライン)を引くだけです。」
と言ったらみなさんは信じますか?
これは私が考案した「バーティカルライン理論」で、
スケールだけでなく、いくつかの基本的な音楽理論、
例えば音程、ダイアトニックスケール、ダイアトニックコードを
指板上で簡単に確認できるようになります。
興味のある方は是非読んでみてください。
ハーモニクスによるチューニングは合わない?
(前半) (後半)