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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

移動ドにおける短調の主音~「ラ」VS「ド」(其の二)

音感の正体

 

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上図の場合、マイナーモードの主音を「ラ」とすれば、
確かにメジャー/マイナーに関係なく、

「ド」

と読むことができます。

しかし、それは単に

「五線譜から『ド』と言う符号を読み取ることができる」

ただそれだけの話です。

重要なのは、その読み取った符号から実際に

「音を頭の中にイメージするプロセス」

です。

では、主音を「ラ」と考えている人に質問です。

「メジャーかマイナーかの情報を与えられずに、
 単に『ド』と言う符号だけから
 実際に『ド』の音を頭の中にイメージすることができますか?」

 

イギリスの音楽教育法、

「トニックソルファ法」

では頭の中に音をイメージするとき、
各音の性格(これを

「精神的効果」

と言います)を思い浮かべます。

そして、ここが重要なポイント、
それはトニックソルファ法ではメジャー/マイナーで

「精神的効果が別々に定義されている」

と言うこと、例えば「ド」と言う符号には
メジャーモードの精神的効果とマイナーモードの精神的効果、
つまり、

「1つの符号に対して2つの精神的効果が紐付いている」

ことになります。

当然、「ド」と言う符号だけからはメジャー/マイナー、
どちらの精神的効果を思い浮かべるべきかが定まりません。

 

このことはトニックソルファ法の例を出すまでもなく、
みなさんも経験的に分かっていることではないでしょうか?

メジャーモードの1番目(調性上の主音)の音と
マイナーモードの3番目(短3度)の音、
この2つの音は人間の耳には

「全く異なる響き」

に聴こえるはずです(音楽的にも全く役割が違います)

にもかかわらず、これらの2つの音に対して

「『ド』と言う同じ符号」

がラベリングされていることに素朴な疑問を感じるのは
私だけでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

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