絶対音感訓練と聞いて、みなさんは具体的に
「どのような訓練を思い浮かべますか?」
ランダムに叩いたピアノの鍵盤の音名を
言い当てるような訓練でしょうか?
絶対音感訓練としては、
最相葉月さんの『絶対音感』にも登場しますが、
ハ長調のトニック、サブドミナント、ドミナントである
「C」と「F」と「G」
この3つのコードを聴き分ける訓練から始めて、
徐々にコードの種類を増やしていく方法が有名です。
しかし、実は
「どうしてこの方法で絶対音感が保持されるのか?」
「この方法が脳にどのような作用を及ぼしているのか?」
と言ったことがよく分からないままに
訓練が実施されているのが現状ではないでしょうか?
これを科学的に説明できる人はいますか?
そこで、
「どうしてこの方法で絶対音感が保持されるのか?」
これを、
「周波数比1:1が生み出す『ド』と言う感覚(クロマ)を
特定の周波数でしか生じさせないように矯正してしまう作業」
と言う視点から考えてみたいと思います。
(其の十一) (其の十二) (其の十三) (其の十四) (其の十五)