「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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18/05/30 「たとえばこんな相対音感テスト~あなたの音痴度は?」
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18/05/02 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの倍音テスト」
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18/04/18 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト(おまけ)」
18/04/11 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト(解説編)」
18/04/04 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの音色テスト 機能追加のお知らせ(4/4)」
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17/12/27 「零式相対音感トレーニング~旋法聴音 機能追加のお知らせ(12/27)」
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17/06/21 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の五)」
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17/05/31 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の二)」
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16/09/18 「Web Audio API版 絶対音感&相対音感アプリ メニュー」

3倍高密ピアノと音感の深い関係(其の五)

 


3倍またたく「きらきら星」 - YouTube

 

「3倍高密ピアノ」上で1/6音単位に移調した場合、
絶対音感のように

「ピッチがずれていると感じる感覚」

そして、移調先の調に自分のピッチを合わせる能力、
つまり

「ピッチが合っていると感じる感覚」

この2つの感覚が、

「相反する感覚」

であることは言うまでもありません。

 

実はこの

「移調先の調に自分のピッチを合わせる能力」、

絶対音感訓練の中では

「移調のミス」

と呼ばれ、非常に悪い傾向とみなされています。

 

そして、本来は自然と発現するこの能力の発現が
抑制されることで絶対音感が維持されると考えられます。

 

この能力が発現していなければ、
絶対音感が音名を判別できること、
そして移調に弱いことにも合理的に説明が付きます。

 

なお、絶対音感が身に付くタイムリミット、
いわゆる「臨界期」が6、7歳と言われているのは、
この能力が発現する幼児期と一致します。

 

そうして考えると臨界期があるのは絶対音感にではなく、

「移調のミス」

つまり、

「移調先の調に自分のピッチを合わせる能力」

のほうにあるとも考えることができます。

(了)

 

3倍高密ピアノと音感の深い関係

(其の一) (其の二) (其の三) (其の四) (其の五)