実は音感について考える上で、
「調」
と言う概念が非常に重要になります。
調と言えば、
を思い浮かべる人も多いかも知れませんが、
元来それは
「調ではありません。」
「メジャーモード/マイナーモード」、
モードは「旋法」で、それぞれ
「長旋法/短旋法」
と訳されていたようです。
正確にはチャーチモードの中で
長3度を持つリディアン、アイオニアン、ミクソリディアンの
3つのモードが「メジャーモード」、
短3度を持つドリアン、エオリアン、フリジアンの
3つのモードが「マイナーモード」と呼ばれていたようです。
では、調は何を指していたのかと言うと、
例えば「ハ長調」、「イ短調」なら
「ハ」、「イ」
に当たる部分、つまり
「調性上の主音の音名」
です。
今回の話は東川清一先生の著書を
参考にさせていただきました。
「調」と「モード」