の解説編です。
2つの音はその振動比(周波数比)が単純なほど、
「協和する」
と言われています。
そこで1オクターブ内に存在する整数比のうち、
分母が1~8までのものを全て列挙したのが
前回のピラミッドです。
…と言う訳で純正律の振動比を知っていれば簡単に、
「ドレミファソラシド」
を探し出せたと思います(下図は正解の一例)。
純正律の振動比は、
「1, 9/8, 5/4, 4/3, 3/2, 5/3, 15/8, 2」
ですが、上図でも約分すれば同じ値になります。
「ドレミ」と「ファソラ」は同じ、
ですが、上図を見ると振動比が、
「8:9:10」
になることが分かります。
で、振動比は「8:9:10」になりません。
強いて言えばピラミッド内には存在しませんが、
分母を10まで広げてみると、
「15/10(3/2), 15/9(5/3), 15/8」
が「ソラシ」になります。これは振動比が、
「1/10:1/9:1/8」
つまり「8:9:10」の逆数になります。
ちなみにピラミッドの4段目には、
長三和音「ドミソ」が並んでいます。
また、ピラミッドの3段目には、
長三和音「ファラド」が並んでいます。
「ドミソ」も「ファラド」も振動比が同じ、
「4:5:6」
になることが分かります。
(次回に続く・・・)
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