「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

17/12/13 「零式相対音感トレーニング~旋法聴音」
17/12/06 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの可聴域テスト(解説編)」
17/11/29 「絶対音感テストでも相対音感テストでもない ただの可聴域テスト」
17/11/22 「零式相対音感トレーニング~和音聴音(解説編)」
17/11/15 「零式相対音感トレーニング~和音聴音 機能追加のお知らせ(11/15)」
17/11/08 「零式相対音感トレーニング~和音聴音 機能追加のお知らせ(11/8)」
17/11/01 「零式相対音感トレーニング~和音聴音 機能追加のお知らせ(11/1)」
17/10/25 「零式相対音感トレーニング~和音聴音」
17/10/18 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の四)」
17/10/11 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の三)」
17/10/04 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(平均律編)」
17/09/27 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の二)」
17/09/20 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(解説編其の一)」
17/09/13 「ドレミを探そう~一風変わったキーボード(純正律編)」
17/09/06 「絶対音感テスト アラカルト(難易度★~★★★★★)」
17/08/30 「40秒でできる絶対音感テスト(ランダム聴音) 機能追加のお知らせ(8/30)」
17/08/23 「40秒でできる絶対音感テスト(ランダム聴音)」
17/08/16 「50秒でできる絶対音感テスト(無調旋律)」
17/08/09 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て(解説編)」
17/08/02 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て 機能追加のお知らせ(8/2)」
17/07/26 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て 機能追加のお知らせ(7/26)」
17/07/19 「たとえばこんな相対音感テスト~転回和音当て」
17/07/12 「たとえばこんな相対音感テスト~音律当て(解説編)」
17/07/05 「たとえばこんな相対音感テスト~音律当て(長音階)」
17/06/28 「たとえばこんな相対音感テスト~音律当て(長三和音)」
17/06/21 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の五)」
17/06/14 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の四)」
17/06/07 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の三)」
17/05/31 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の二)」
17/05/24 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の一)」
16/09/18 「Web Audio API版 絶対音感&相対音感アプリ メニュー」

相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の三)

 

では、次の式を因数分解してみましょう。

Cd + Cr + Dm + Df + Ds

と言ってもご覧の通り上式には共通因数がないため、
因数分解できません。

しかし、上式を前半と後半に分けて考えれば、

Cd + Cr + Dm + Df + Ds = C(d+r) + D(m+f+s)

のように「部分的」に因数分解することはできます。

これは途中で共通因数、すなわち調が変わる、

「転調」

を表現しています。

 

ただし、音楽には…

「時間の流れ」

が存在するため、

「転調してから実際耳に新しい調が確立するまで」

の間に、

「タイムラグ」

が生じます。

結果的に上式のように正しく共通因数でくくられず、

Cd + Cr + Dm + Df + Ds = C(d+r+(D/C)m+…)
(本来Dにくくられるべき音がCにくくられる)

のように耳に新しい調が確立するまでの間、

「新しい調の音の一部が一時的に古い調の中で処理」

されると考えられます。

 

ちなみにD/Cは長2度上、つまり(D/C)mは「ミ」の
長2度上でメジャースケールには存在しない、

「ファ♯」

の音になりますが、このようにタイムラグによって
新しい調の音が古い調の中で処理されることで、
本来古い調には登場しないはずの音が登場する、
これがいわゆる…

「転調効果」

を生み出しているのではないでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

関連記事

(其の一) (其の二) (其の三) (其の四) (其の五)