「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の二)

 

前回、相対音感での聴音は因数分解における、

「共通因数でくくる」

と言う操作に例えられると、そして相対音感では
この共通因数に対応する概念が、

「調(調性上の主音)」

に該当するのでは?と言う話をしました。

Cd + Cr + Cm = C(d+r+m)
※Cは「調」、d, r, mは「移動ド」に対応

 

「調(共通因数)でくくる」と言うことは当然、

「調を割り出す」

必要がありますが、実際の音には、

「この音が調ですよ」

と言った分かりやすい目印がある訳でもなければ、
因数分解の問題のように(Cd, Cr, Cmのように)
あらかじめ、

「変数の積」

で表されている訳でもありません。では、

「人間はどうやって調を割り出しているのか?」

とても不思議なのですが、調には、

「周波数の最大公約数」

的な要素もあるのでは?と言う話は以前にもしました。

逆に言えば、

「周期の最小公倍数」

的な要素とも言えます(周期は周波数の逆数)。

ちなみに…

Cd + Cr + Cm = C(d+r+m)

このように、

「括弧(共通因数)でくくる」

と言う操作は相対音感が、

「音を個々(バラバラ)」

にではなく、

「まとまり(ゲシュタルト)」

として捉えている様子も表現しています。

(次回に続く・・・)

 

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