「15秒でできる相対音感テスト(和声的音程)」
「20秒でできる相対音感テスト(旋律的音程)」
の解説編です。
相対音感テストと聞いて本テストのような、
「音程当て」
を思い浮かべる人も多いかも知れませんが、
音程が直接分からなくても音名さえ分かれば、
「論理的に音程も求まる」
つまり絶対音感でも回答できてしまいます。
そこでこうした余地をできるだけ排除するため、
本テストでは2つの対策を施してみました。
①制限時間
回答時間を1秒以内に制限することで、
論理的に音程計算する余裕を与えません。
(瞬時に計算できる人は排除できませんが…)
②ピッチをA=440Hzから50cent(1/4音)ずらす
元来相対音感はピッチに依存しない音感なので、
ピッチがA=440Hzでも442Hzでもそれ以外でも
テスト結果には何ら影響を与えないはずです。
(ピッチによって正答率に差が出る場合、
絶対音感で回答している可能性あり)
ちなみに以前、2音と言うのは、
と言う話をしましたが、私の場合は、
「2音の音程が直接分かる」
と言うよりもあくまでも、
「音度(主音からの音程)が分かる」
特に2音の場合は「音度=音程」と考えられるので、
結果的に音程が分かると言う感じです。
このとき、基本的には音が出現する順番ではなく、
として認識される傾向にあるようです。
また、本テストは全部で10問出題されますが、
各問とも低い音を基準とした音度として分かる、
つまり、
「1問ごとに主音が変わる(転調する)」
ような形で認識されているようです。
みなさんはどんな感覚で回答していますか?
(了)