「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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絶対音感と相対音感のアルゴリズムを考える(其の十二)

 

「ドレミファソラシド」÷「ド」の周波数 =「音律」

が成り立つことから、

「聴音の原理は単純な割り算では?」

と言う話をしてきましたが、そう言えば以前、

「絶対音感と相対音感とフーリエ変換」

で取り上げたフーリエ変換の原理もやはり割り算です。

 

音を伝える空気の振動は正弦波で表されますが、
このとき基本周波数を

「y = sin t」

とすると、基本周波数の2倍の周波数は、

「y = sin 2t」

つまり、

「sin ntのnは基本周波数で割り算した商(音律)」

と一致します。

 

f:id:raykawamoto:20161228175215g:plain

 

ちなみに変数tは時間で、tが2倍されると言うことは、

「2倍の速さで時間が進む」

つまり、

「sin tが1回振動する間にsin 2tは2回振動する」

結果的に、

「振動数(周波数)が2倍になる」

そんな風に私はイメージしています。

また、2がtではなく、

「y = 2sin t」

のようにsinに掛かると振動数ではなく振幅、
つまり、

「音の高さではなく、音の大きさ」

が変化します。

 

今回は、

「絶対音感と相対音感とフーリエ変換」

の補足説明的なブログ記事になりましたが、
音を音楽的に捉えるにはフーリエ変換同様、

「基本周波数に相当する基準となる概念」

がどうしても必要になります。

なぜなら基準となる概念なしにただ漠然と、

「個々の音高、あるいは個々の音程」

で音を捉えても、

「曲に調性が生じることもなければ、
 純正律で音を取ることもでき
ない」

からです。

(次回に続く・・・)

 

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