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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

絶対音感と相対音感のアルゴリズムを考える(其の五)

音感の正体

 

では、ここでみなさんに質問です。

「機械的に音名/固定ドを測定するのと
 機械的に階名/移動ドを測定するのとでは、
 どちらの方が技術的に難しいと思いますか?」

機械的に「音名/固定ド」を測定するためには
除数(単位)を決定する必要がありますが、
除数はA=440Hzと言ったピッチが定まれば決まります。

一方、機械的に「階名/移動ド」を測定するためには
調(調性上の主音)を除数に設定する必要があります。

では、

「機械的に調を算出するには一体どうしたら…」

もっと言えば、

「そもそも調とは一体何でしょうか?」

 

「其の二」で取り上げた拍と同様、どうして人間は

「この音が調ですよ」

と言った目印がある訳でもないのに当然のように
調を調として認識することができるのか?
これもまた難しい問題ですが、少なくとも

「個々の音の高さ(ミクロな単位)」

から、逆に言えば、

「全体的な音の高さの比率(マクロな単位)」

で捉えない限り、調を算出することはできません。

 

ただ1つ言えることは、

「音の長さを拍で割る」

あるいは、

「音の高さを調で割る」

とその量、その関係性は人間が把握しやすいような

「より単純な比」

で表せることになります。

そう言った意味では拍や調には、

「最大公約数的な要素」

がある、つまり調や拍の算出には、

「最大公約数を求めるような側面」

もあるのではないでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

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