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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

高性能な相対音感?~仮性絶対音感と潜在的絶対音感(其の八)

 

みなさんの中には(真性)絶対音感がなくても、

「基準の音をもらわずにアカペラで原曲キーを再現」

できる、あるいは音叉の音や曲の一部、例えば

ローリングストーンズの『Angie』のイントロの
 5弦12フレットのハーモニクスの『A』の音」

を頭に思い浮かべることで、

「音叉やチューナーなしにチューニング」

できると言う人もいるのではないでしょうか?

このように何にも頼らず原曲キーを再現する能力を

潜在的絶対音感

と言います。

 

絶対音感に関するトピックとして、

「原曲キーでないと違和感がある」
「フラベリック錠の副作用で音が低く聴こえる」

と言った話は有名ですが、絶対音感を持たない人でも
原曲キーと移調されたキーの2つを聴き比べたとき、

「その差が一半音なら58%、二半音なら70%の確率」

でどちらが原曲キーかを判別できたと言う実験結果が
宮崎謙一さんの『絶対音感神話』で紹介されています。

また、絶対音感を持たない人でもフラベリック錠の
副作用で音が低く聴こえるとツイートしているのを
何度か見掛けたこともありますが、こうした症状は、

潜在的絶対音感における記憶との差異」

によって生じる感覚だと考えられます。

ちなみにフラベリック錠の副作用が、

「どうして絶対音感でばかり問題視されるのか?」

についてはコチラの考察を参照してください。

 

f:id:raykawamoto:20160706190031g:plain

 

ところでこの潜在的絶対音感

「曲に出現する音の1つ1つを絶対音高で記憶」

することで実現されているとも考えられますが、

「相対音感が周波数成分(階名/移動ド)を記憶」

しているのに対し、

潜在的絶対音感は単純に基本周期(調)を記憶」

しているだけで、

潜在的絶対音感(縦軸)と相対音感(横軸)の
 組み合わせで原曲キーが再現されているのでは?」

と私は考えています。

(次回に続く・・・)

 

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