みなさんの中には(真性)絶対音感がなくても、
「基準の音をもらわずにアカペラで原曲キーを再現」
できる、あるいは音叉の音や曲の一部、例えば
「ローリングストーンズの『Angie』のイントロの
5弦12フレットのハーモニクスの『A』の音」
を頭に思い浮かべることで、
「音叉やチューナーなしにチューニング」
できると言う人もいるのではないでしょうか?
このように何にも頼らず原曲キーを再現する能力を
と言います。
絶対音感に関するトピックとして、
「原曲キーでないと違和感がある」
「フラベリック錠の副作用で音が低く聴こえる」
と言った話は有名ですが、絶対音感を持たない人でも
原曲キーと移調されたキーの2つを聴き比べたとき、
「その差が一半音なら58%、二半音なら70%の確率」
でどちらが原曲キーかを判別できたと言う実験結果が
宮崎謙一さんの『絶対音感神話』で紹介されています。
また、絶対音感を持たない人でもフラベリック錠の
副作用で音が低く聴こえるとツイートしているのを
何度か見掛けたこともありますが、こうした症状は、
によって生じる感覚だと考えられます。
ちなみにフラベリック錠の副作用が、
「どうして絶対音感でばかり問題視されるのか?」
についてはコチラの考察を参照してください。
「曲に出現する音の1つ1つを絶対音高で記憶」
することで実現されているとも考えられますが、
「相対音感が周波数成分(階名/移動ド)を記憶」
しているのに対し、
しているだけで、
「潜在的絶対音感(縦軸)と相対音感(横軸)の
組み合わせで原曲キーが再現されているのでは?」
と私は考えています。
関連記事