①よくある一般的な絶対音感テスト
②15秒でできる絶対音感テスト
③30秒でできる絶対音感テスト
みなさんは試してみましたか?
私の場合、①は音名を特定できることもあるのですが、
②③に関してはほぼ音名を特定することができません。
②では制限時間内に音名を特定できないと言うよりは、
制限時間を設けたことで次の問題との間隔が狭くなり、
脳が音を個々にではなく、
「音をまとまり(ゲシュタルト)」
として捉えようとするために、
が始まってしまうようです。
③では出題前に流れるメジャースケールに合わせて
毎回これもまた基本周期の再計算が行われるために、
周波数成分sin ntのnが音名/固定ドではなく、
「メジャースケールに対する階名/移動ド」
に対応します。
③では回答が音名ではなく階名と一致した場合、
正解ではなく、
「移調のミスとしてカウント」
(ただし、Cメジャースケールの場合のみ、
移調のミスではなく、正解としてカウント)
される仕様になっているため、私の場合は、
あなたの成績は・・・
10問中、0問正解です。
なお不正解のうち、
10問が移調のミス(階名)です。
こんな結果が出ることが多いようです。
(逆に見れば、意図的にメジャースケールに対する
階名で回答すれば相対音感のテストになります)
では、
「①②③の全てで満点が取れたら真性絶対音感か?」
と言えば必ずしもそう判断、断言できるものではない、
つまりそれが真性絶対音感であることの十分条件には
ならないと思いますが、少なくとも真性絶対音感なら
②で時間制限の影響を受けることもなければ、
③で移調のミスを起こすこともないはずです。
逆に言えば、
「①では満点が取れても②③では取れない、
特に③では移調のミスを起こす」
と言う人は真性絶対音感とは言えないでしょう。
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