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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

高性能な相対音感?~仮性絶対音感と潜在的絶対音感(其の二)

 

もし仮に音を1つ、例えば

「440Hzの音叉の音」

を記憶したとします。
当然、440Hzの音はイメージできるでしょう。
しかし、どうしたら440Hzの音を1つ記憶することで、

「440Hz以外の音」

をイメージ、またその音名を特定できるのでしょうか?

一般的に相対音感の説明において、「基準」と言う
言葉が漠然と使われていますが、

「そもそも何を以ってその音を基準としている」

と言えるのでしょうか?

 

ここで相対音感についておさらいしてみましょう。

「絶対音感と相対音感とフーリエ変換」

の中で相対音感の本質はものさしがスライドではなく、

「ものさし(の単位≒基本周期)が伸縮」

する点にあると書きました。
(結果的に周波数成分sin ntのnは階名/移動ドに対応)

 

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また、

「移動ド超入門~絶対音感と相対音感の違い」

の中で相対音感は、

「調次元と階名/移動ド次元からなる2次元の音感」

と書きましたが、これは基本周期と周波数成分、
この「2つの変動要素」に対応しています。

 

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相対音感は音楽的文脈に応じて縦軸が変化する
(基本周期が調=調性上の主音に設定される)ため、
横軸(周波数成分)は階名/移動ドに対応します。

そこで、意識的に縦軸を例えば記憶された音叉の音、
つまり、

「縦軸(基本周期)を特定の周波数に固定すれば、
 横軸(周波数成分)は音名/固定ドに対応する」

結果的に、

「(真性)絶対音感のように振舞えるのでは?」

これが仮性絶対音感の原理だと私は考えています。

 

f:id:raykawamoto:20160706190050g:plain

 

では、一体どうしたら基本周期を特定の周波数に
固定できるのでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

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