「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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絶対音感と相対音感とフーリエ変換(其の二十二)

 

絶対音感と相対音感が共存可能だと仮定すると、
実はいくつかの実現パターンが考えられます。

 

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1つ目は、

「固定された音名のものさしと伸縮する階名のものさし、
 この2つのものさしが完全に独立した仕組み、次元」

具体的には例えば仮説①のように、

「音名のものさしは耳の蝸牛内の基底膜の振動位置に対応、
 階名のものさしは周波数成分の分析結果sin ntnに対応」

つまり、

「相対音感(で行われている周波数成分の分析)には
 何ら影響を与えない形で絶対音感が実現」

されているパターンです。

この場合、絶対音感の有無で周波数成分の分析結果、
sin ntnが変わることはありません。

また、2つのものさしは完全に独立しているので、
2つの音感を同時発動することも可能だと考えれます。

ただし、仮説①はオクターブエラーの説明が付かない
いくつか疑問が残ります。

 

2つ目はあくまでもものさしは1つで、

「ものさし(≒基本周期)の固定⇔伸縮の切り替え」

つまり、仮説③のように

「相対音感と同じ周波数成分の分析で絶対音感が実現」

されているパターンです。

この場合も基本周期の切り替えさえ適切に行われれば、
周波数成分の分析結果が変わることはありませんが、

「基本周期が切り替わるトリガーは何か?
 あるいは意識的な切り替えが可能か?」

と言った疑問が残ります。

また、ものさしが1つなので同時発動はできません。

 

3つ目は2つ目と同様ものさしは1つですが、
ものさし(≒基本周期)は固定されたまま伸縮せず、

「固定されたものさしの上で音程計算や
 階名のシラブルを論理的にスライドする」

ことを擬似的に相対音感と称しているパターンです。

 

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この場合、実際には基本周期が伸縮していないため、
移調すると、

「周波数成分の分析結果sin ntnが変わってしまう」

ことになります。

ただし、分析結果が変わると言ってもsin ntn
つまり各構成要素が一定間隔ずつずれるだけなので、
□と△のように全く別の曲に聴こえてしまう訳ではなく、
例えば以前にも取り上げた

「□と◇のような心的回転」

あるいは、

「RGB(色)の入れ換え」

程度の違いに聴こえるのでは?と私は考えています。

これが□と◇のようなごく単純なメロディではなく、
もう少し複雑なメロディ(図形)になったとき、
移調条件下でのメロディ比較を誤答したとしても
何ら不思議ではないと思いませんか?

(次回に続く・・・)

 

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