「絶対音感の終焉」

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絶対音感と相対音感とフーリエ変換(其の十一)

 

フーリエ解析とは一見何ら関係ない話題のようですが、
今回は音を外す原因、いわゆる

「音痴の原因」

について考えてみたいと思います。

では、音を外す原因を

「頭の中に正しい音高をイメージできているか?いないか?」

この2つに大別してみましょう。

 

まずは頭の中に正しい音高をイメージできている場合ですが、
一番分かりやすいのは、単純に

「その音高が自分の音域よりも高い、あるいは低い」

場合です。当然、出ないものは出ません。

また、同じ音高でも

「ある曲のある部分では出ても、別の曲のある部分では出ない」

場合もあるでしょう。これには、

「高音が連発、あるいは音の高低差が激しい」
「瞬間的には出ても、ロングトーンでは出ない」
「徐々にその音高に到達するのではなく、フレーズの頭に現れる」

その他にも「母音や子音の違い」と言った原因が考えられます。

また、音域に関係なく、

「頭の中にイメージした音高を思い通りに声帯で再現できない」

場合も考えられます。ちなみに、

「テンポが遅いよりも速い方(音価が長いよりも短い方)が、
 また音程が狭いよりも広い方(順次進行よりも跳躍進行の方)が」

声帯をコントロールする難易度は上がるのではないでしょうか?

 

次に頭の中に正しい音高をイメージできていない場合ですが、
これは単純に

「メロディを覚えていない、あるいは間違って覚えている」

と考えられます。当然、覚えていなければ正しく唄えません。

ただし、これにも2つの原因が考えられ、1つは単純に

「聴き込みが足りない」

場合、そして最後にようやく本題に辿り着きましたが、

フーリエ解析に相当する周波数成分の分析ができていない」

場合です。「其の四」にて、

「基本周期が定まらなければ周波数成分の分析はできない」

と書いたように周波数成分の分析ができないのは単位となる
基本周期が定まらないことが主たる原因だと考えられますが、
では、

「どうして基本周期が定まらないのでしょうか?」

これには、

「転調に対応できていない」
「無調、あるいは調性感が希薄」
「耳慣れない音使い(調性スキーマが確立されていない)」

と言った原因が考えられます。

(次回に続く・・・)

 

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