「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

長三和音と短三和音の不思議~音程の観測点(其の一)

 

みなさんの中には、例えば

・長3度は明るい
・短3度は暗い

と言った具合に

「音程ごとにイメージ」

を持っている人も多いのではないでしょうか?

実際、

「長三和音を聴けば明るい雰囲気、
 短三和音を聴けば暗い雰囲気」

を感じる人も多いと思います。

 

しかし、長三和音をよく見てみると、
例えば「C」の場合、

「c」と「e」・・・長3度
「e」と「g」・・・短3度
「c」と「g」・・・完全5度

 

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一方、短三和音をよく見てみると、
例えば「Cm」の場合、

「c 」と「e♭」・・・短3度
「e♭」と「g 」・・・長3度
「c 」と「g 」・・・完全5度

 

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つまり、長三和音と短三和音は、

「長3度と短3度の順番を入れ換えた」

だけで、実はどちらも

「全く同じ3つの音程の組み合わせ」

で構成されていることが分かります。

 

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にもかかわらず、長三和音では

「長3度の明るさだけが顔を出し、
 短3度の暗さは影を潜める」

のに対し、短三和音では

「長3度の明るさは影を潜め、
 短3度の暗さだけが顔を出す」

ことになります。

 

もし、音程そのものにイメージがあるのであれば、
どうして音程の順番を入れ替えるだけで、
和音の雰囲気が変わってしまうのでしょうか?

よく考えたら不思議な現象だと思いませんか?

(次回に続く・・・)

 

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