「絶対音感の終焉」

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絶対音感保持者からの反論(其の十三)

 

絶対音感は1つ1つの音高を記憶している」

絶対音感は音高を特定することに特化した能力で、
 音楽的な能力ではない」

と言った意見を耳にすることがありますが、
おそらくこうした考え方は絶対音感が音の関係性ではなく、
1つ1つの音の高さ、つまり周波数に対応した感覚、

「トーン・ハイトで実現」

されていることを前提としているのではないでしょうか?

 

もし絶対音感がトーン・ハイトで実現、
つまり相対音感を実現している

「トーン・クロマ(周波数比/音の関係性)」

とはまた別の次元で実現されているのであれば、

絶対音感相対音感は共存できる」

と言う考え方も理解できます。

 

しかし、絶対音感保持者が音高を特定する際に
音名は正しいがオクターブを間違える

「オクターブエラー」

と呼ばれる現象があります。

もし1つ1つの音高を記憶しているのであれば、
オクターブと言う明らかに高さの違う2つの音を
間違えるはずがありません。

「本当の絶対音感は周波数が分かる」

と主張する人もいるようですが、

「果たして絶対音感はトーン・ハイトで
 実現されているのでしょうか?」

 

ちなみに1つ1つではなく1つの音高だけを記憶し、
その音高を基準にして相対音感で音高を特定する能力を

「仮性絶対音感

と言います。

この仮性絶対音感は、

「大人になってからでも身に付けられる絶対音感

として取り上げられることもありますが、
本記事の対象としている絶対音感、いわゆる

「真性絶対音感

とは区別して考えたいと思います。

(次回に続く・・・)

 

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