「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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絶対音感保持者からの反論(其の一)

 

先日、絶対音感保持者の方から

絶対音感相対音感は共存できる」

と言う反論を受けたのですが、
この辺りの話は前提条件、例えば

「絶対音感と相対音感をどう定義するか?」

等で考え方も変わってくるため、
相手の意図を汲み取る努力をしない限り話が噛み合わず、
無益な議論で終わることも多いのではないでしょうか?

そこで、今回のブログ記事は反論者の方と私とで

「話が噛み合っていない」

と感じた部分に着目してみたいと思います。

 

絶対音感保持者の方から受けた反論の根拠としては、

・移調された曲が同じ曲だと分かるから相対音感がある
・移調できるから相対音感がある
・和声を感じ取ることができるから相対音感がある

ざっくりそんなところでしょうか?

確かにこれらの条件は相対音感があることの
「必要条件」とは言えるかも知れませんが、
十分条件とは言えないのではないでしょうか?

私の場合は

「○○が分かる/分からない(できる/できない)」

と言った表面的な結果ではなく、

「それがどう実現されているか?」

と言う内面的なプロセスに着目しているので、
その時点で既に話が噛み合っていないのですが、
それ以前に例えば

「和声を感じ取ることができるから相対音感がある」

と言う理屈自体が

風が吹けば桶屋が儲かる

ではないですが、私には全くピンと来ません。

私からすれば、

「では、どうして絶対音感では
 和声を感じ取ることができないのでしょうか?」

と逆に訊きたいところです。

 

確かに、

絶対音感は個々の音高を特定する能力で、
 音楽的な能力ではない」

と言った意見もありますが、それもまた

「1つの仮説」

に過ぎません。

そして、上記のような反論の根拠もおそらくは
この仮説に基づいているのではないでしょうか?

 

結局のところ絶対音感、あるいは相対音感と言うものが、

「科学的に解明されていない」

現時点では何らかの仮説を基に話を進めていく
必要がありますが、仮説が一致していなければ
当然話が噛み合うはずがありません。

(次回に続く・・・)

 

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