読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

移動ド超入門~絶対音感と相対音感の違い(其の十九)

 

絶対音感保持者の中には、

「どうして移動ドなんて概念が存在するのか?」
「移動ドの存在理由が分からない」

と言う人もいるかも知れませんが、
そもそも1次元(絶対音感)の世界には見ての通り、

「『移動ド』と言う概念自体が存在しません。」

もっと言えば、

「『調』と言う概念すら存在しません。」

 

f:id:raykawamoto:20150131201455g:plain

 

実はこれらの概念は

「2次元(相対音感)の世界から輸入された概念」

で、1次元(絶対音感)の世界に

「後天的に当てはめられたものではないか?」

と私は大胆に予想しています。

 

 f:id:raykawamoto:20150131201504g:plain

 

1次元(絶対音感)の世界では調次元(縦軸)の変化が

「全て固定ド次元(横軸)の変化」

に取って代わります。

 

 f:id:raykawamoto:20150225195742g:plain

 

f:id:raykawamoto:20150225195844g:plain

 

そして、固定ド次元(トーン・クロマ次元)の
パターンによって調が決定する、
つまり、

「2次元(相対音感)の世界の『調』とは
 全く異なる概念ではないか?」

と私は疑っています。

 

結果的に調が変わると、旋法と同様、

「クロマの組み合わせが変わる」

ことになりますが、実はこの変化こそが、

「調性格の正体」

だと私は考えています。

ちなみに12の調と長短2つの旋法、
全部で24通りの組み合わせが存在しますが、
これをクロマの組み合わせで分類すると
相対音感上では長短の「2通り」になるのに対し、
絶対音感上では調の数と同じ「12通り」
平行調のときに同じクロマの組み合わせ)
になります。

 

クロマで迫る音感の正体 ~絶対音感の終焉~

クロマで迫る音感の正体 ~絶対音感の終焉~

 

 

なお、本書ではこうした視点から、

「ベートーベンの『運命』はハ短調でなければ」

と言われる理由について言及してみました。

興味のある方は是非読んでみてください。

(次回に続く・・・)

 

関連記事 

(其の一) (其の二) (其の三) (其の四) (其の五)

(其の六) (其の七) (其の八) (其の九) (其の十)

(其の十一) (其の十二) (其の十三) (其の十四) (其の十五)

(其の十六) (其の十七) (其の十八) (其の十九) (其の二十)