「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

移動ド超入門~絶対音感と相対音感の違い(其の十六)

 

「調(Key)」と言えば、

長調/短調」

を思い浮かべる人も多いかも知れませんが、
実は元来、長調/短調は

「調ではありません。」

 

長調/短調は英語で元々、

「メジャーモード/マイナーモード」

モードは「旋法」の意で、昔は

「長旋法/短旋法」

と訳されていたそうです。※1

 

「旋法(Mode)」は、例えば

・長旋法は「ドレミファソラシド」
・短旋法は「ドレミ♭ファソラ♭シ♭ド」

のように、

「移動ド次元で使用される音(クロマ)の組み合わせ」

と言えるでしょう。

この組み合わせの違いによって、
曲の雰囲気が変わります。

 

では元来、

「調は何を指していたのでしょうか?」

例えばハ長調イ短調であれば「長/短」の部分ではなく、

「ハ/イ」

に当たる部分、つまり

「調性上の主音の音名」

を指していたそうです。※2

 

そして、2次元(相対音感)の世界では、

・「調」は調次元(縦軸)
・「旋法」は移動ド次元(横軸)

上の概念、つまり両者は明らかに

「異なる次元上の概念」

であって、本来明確に区別されるべき概念です。

 

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にもかかわらず、この2つの概念が

「調」

と言う言葉で一括りにされていることに、
みなさんは何ら疑問を感じませんか?

 

移動ドのすすめ―正しい読譜法と視唱指導

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なお※1、※2の内容は東川清一先生の著書を
参考にさせていただきました。

(次回に続く・・・)

 

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