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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

移動ド超入門~絶対音感と相対音感の違い(其の十三)

 

移調(其の八)フラベリック錠(其の十一)
そして加齢(其の十二)のケース、
いずれも共通して言えることは、

「相対音感ではクロマ感覚(横軸)が一切変化しないのに対し、
 絶対音感ではクロマ感覚が変化する」

と言うことです。

 

2次元(相対音感)の世界では、
例えば「ドレミファソラシド」と言う

「クロマ感覚(周波数比)を保ったまま、
 ハイト感覚(高さ)を上下することができます。」

 

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私はこれを、

「トーン・クロマ次元がトーン・ハイト次元から
 完全に独立している」

と表現しています。

 

一方、1次元(絶対音感)の世界では、

「トーン・クロマ次元がトーン・ハイト次元から
 独立していない」

言い換えれば、

「トーン・クロマ次元がトーン・ハイト次元に
 紐付いている」

ため、

「クロマ感覚を保ったまま
 ハイト感覚を上下することはできない」

(だからこそ固定ドで聴こえる)と考えられます。

 

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特に絶対音感保持者がフラベリック錠の副作用や
加齢によるピッチのずれに違和感を感じるのは、
このトーン・クロマ次元とトーン・ハイト次元との

「紐付けがずれてしまう」

点に原因があると私は考えています。

 

また、そのずれ具合には個人差があると思いますが、
おそらくは都合よくキッチリ半音単位にずれるのではなく、
例えば固定ドの「ド」で聴こえていた音が

「『シ』と『シ♭』の間の音に聴こえる」

と言った症状も決して珍しくないのではないでしょうか?

(次回に続く・・・)

 

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