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「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

移動ド超入門~絶対音感と相対音感の違い(其の二)

音感の正体

 

固定ド(1次元)の世界には、
オクターブを考慮しなければ当然、

「ド」は1つしか存在しません。

 

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例えばピアノなら、ハ長調でもへ長調でもト長調でも

「ド」と言えば2つ並んだ黒鍵の左下の白鍵

を常に指し、調によって「ド」の位置が変わることはありません。

同様に五線譜上も調によって「ド」の位置が変わることはありません。
(ただし、音部記号が変われば「ド」の位置は変わります。)

 

一方、移動ド(2次元)の世界には、

「ド」は1つではなく、調の数だけ存在します。

 

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例えばピアノなら、

ハ長調なら2つ並んだ黒鍵の左下の白鍵
へ長調なら3つ並んだ黒鍵の左下の白鍵
ト長調なら・・・

と言った具合に調によって「ド」の位置が変わります。

同様に五線譜上も調によって「ド」の位置が変わります。

 

つまり楽器を演奏する場合、例えば「ド」と言えば
固定ドの世界では何調でも押さえ方は変わりませんが、
移動ドの世界では調によって押さえ方が変わってしまいます。

また五線譜を読む場合、同じ位置の音符は
固定ドの世界では何調でも読み方は変わりませんが、
移動ドの世界では調によって読み方が変わってしまいます。

いずれのケースも固定ドの方が単純で分かりやすく、
それに比べ、

「移動ドは考え方が複雑で面倒」

であることは明らかです。

 

では、

「どうしてそんな面倒なシステムが存在するのでしょうか?」

もしかしたら、みなさん(特に絶対音感保持者)の中には、

「移動ドは考え方や思想、あるいは単なる理論上の概念」

だと思っている人もいるかも知れませんが、
実は移動ド(2次元)のシステム自体が

「人間が音を認知する仕組みそのもの」

で、移動ドは赤や青と言った色と同じように本来、

「人間の感覚そのもの」

だからです。

(次回に続く・・・)

 

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