「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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17/05/31 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の二)」
17/05/24 「相対音感と因数分解~調は共通因数、移動ドは…(其の一)」
16/09/18 「Web Audio API版 絶対音感&相対音感アプリ メニュー」

コレって相対音感テスト?(其の九)

 

では、続いて最後のパターン

【パターン3】2音X、YのX=階名「ソ」とした場合、
       Yの階名を答えるタイプ

について検証してみましょう。

 

【パターン3】と【パターン2】の違いは

Xが階名「ド」か?階名「ソ」か?

の違いだけですが、この違いは

「Xを強制的に任意の階名としてイメージする能力」

を表していると考えてください。

 

【パターン3】は2音XY間の音程から
「ソ」の何度上と論理的に計算するものでも、
またX=階名「ド」として聴いた上で
Yを論理的に計算するものでもなく、
X=階名「ソ」とイメージした上で、

「Yの音が実際に何の音(階名)に聴こえたか?」

を答えるテストになります。

 

ちなみに、階名唱(移動ド唱)における
転調時の読み替え(ムタツィオ)のとき、
読み替えが行われる音を

「架橋音」

と言いますが、この架橋音で転調元の階名から
転調先の階名にイメージし直すときには、
この

「Xを強制的に任意の階名としてイメージする能力」

が必要になると考えられます。

 

以上、3つのパターンを見てきましたが、
表面的に音程や階名を答えさせるようなテストでは、
それで本当に相対音感があるかを判断するのは
難しいと考えられます。

実際、絶対音感があればこれらの相対音感テストは
基本的に満点を取れるのではないでしょうか?

 

重要なのは「表面的な結果」ではなく、

「それがどう分かるか?」

だと私は考えています。

(了)

 

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