やはり以前にも似たようなニュースが話題になりました。
確かに絶対音感には
「臨界期」
があると言われていて、6~7才くらいまでにしか
身に付かない能力と言われています。
しかし、絶対音感を身に付けるためには年齢的な条件とは別に
実はもう1つ必要な条件があると言われています。
それは、
と言うものです。
だから、もし仮に「脳が若返る」ような薬ができたとしても、
すでに相対的に音を捉える能力、具体的には
・移調した曲が同じ曲に聴こえる(移調のもとでの等価性)
・移調した伴奏に合わせて歌うことができる
と言った能力が発現している人には
「絶対音感は身に付かないのでは?」
とも考えられます。
さらに言えば、
で、
と言う説に従えば、絶対音感は身に付けるものではなく、
保持するものだと考えられます。
絶対音感訓練の中ではこの相対的に捉える能力の発現を
と称し、この能力が発現すると絶対音感を身に付けるのは
難しいと言われています。
逆に、大人になっても絶対音感を保持していると言うことは、
この能力が発現しなかったとも考えられます。
一般的には絶対音感に臨界期があると言われていますが、
実は
と私は疑いを持っています。
つまり、もし仮に「脳が若返る」ような薬ができたとしたら、
「絶対音感保持者が移調のミスを起こすようになり、
絶対音感を失うのではないか?」
そんな可能性も考えられるのではないでしょうか?
世の中には
「1千万円払ってでも絶対音感を手に入れたい」
と言う人もいれば、
「1千万円払ってでも絶対音感を捨て去りたい」
と言う人もいるのかも知れません。
ちなみに私の場合は
「1千万円もらっても絶対音感はいらない」
でしょうか?
それならむしろ、
「1千万円だけください!」