「絶対音感の終焉」

のんびり気ままにゴーイングマイウェイ ~Blog by 川本零~

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移動ドにおける短調の主音~「ラ」VS「ド」(其の三)

 

マイナーモードの主音を、

「『ラ』とするか?『ド』とするか?」

この問題も突き詰めれば、

絶対音感のカラクリ~「ド」は「ド」

と同じく、

「『ド』と言う感覚がどこから生まれるか?」

に行き着きます。「ド」と言う感覚が、

「1:1と言う周波数比から生まれる」

と考えた場合、この問題はマイナーモード上、

「1:1が生み出す感覚がどの音で生じているか?」
(比を取る基準がどの音に置かれているか?)

に置き換えられます。そして、それは…

「調性上の主音で生じている」

と言うよりも順番が逆で、

「1:1が生み出す感覚が音楽理論上主音になった」

のではないでしょうか?

 

トニックソルファ法におけるメジャーモードの
精神的効果を6番目の「ラ」から並べ替えて、
「ラシドレミファソラ」とイメージすることで、

「全半全全半全全」

と言う音程を作り出してもマイナーモード特有の
暗い響きは決して得られません。

つまり、単に「全半全全半全全」と言う音程が
マイナーモード特有の暗い響きを生み出すのではなく、
「全半全全半全全」の

「どこに感覚上の基準が置かれているのか?」

これが重要だと考えられます。

ちなみにトニックソルファ法における精神的効果は
調性上の主音との周波数比によって生じる音の性格、

「クロマ」

だと私は考えています。

(次回に続く・・・)

 

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