みなさんは階名読み(移動ド読み)における短調、
つまりマイナーモード(短旋法)の主音を
「ラ」と「ド」
どちらで考えていますか?
一般的には「ラ」と教えている教本が圧倒的に
多いのではないでしょうか?
そこで、今回はこの問題について考えてみたいと思います。
まず、正しい正しくないの議論はさて置き1つ言えること、
それはマイナーモードの主音を「ド」とすると、
「読譜が煩雑になる」
と言うことです。
例えば上図の場合、主音を「ラ」とすれば、
・メジャー/マイナーに関係なく「ド」
と読むことができますが、主音を「ド」とすると、
・メジャーモードなら「ド」
・マイナーモードなら「ミ♭」
と読み方が変わってしまいます。
この場合、東川清一先生の著書でもお馴染みの
「♯はシ、♭はファ、トはソ」
のルールを適用できるのはメジャーモードだけで、
マイナーモードでは、
「♯はレ、♭はラ♭、トはシ♭」
と言うことになります。
また、主音を「ド」とすると、
「ミ♭」、「ラ♭」、「シ♭」
のように3つの音に「♭」が付くことになります。
では、果たして本当にマイナーモードの主音は
「ラ」とするのがよいのでしょうか?
本書では本ブログ記事とはまた違った視点から
マイナーモードの主音について言及しています。
興味のある方は是非読んでみてください。
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