「絶対音感の終焉」

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ギターとバイオリンの指板図からスケールを取り出そう(其の四)

 

f:id:raykawamoto:20141219201500g:plain

 

完全4度系にしろ、完全5度系にしろ、
もし仮に上図のように音の配列が規則正しく並んでいたら、
スケールを覚えるのも、またそれに対する指使いも
頭を悩まされずに済んだことでしょう。

 

f:id:raykawamoto:20141219201542g:plain

 

しかし、残念ながら実際には上図(ベースの指板図)のように
規則正しく並んでくれてはいません。

そこで、今回はこの

「不規則性」

について考えてみたいと思います。

 

f:id:raykawamoto:20141219201619g:plain

 

では、4度音程の2音間の指板上での位置関係を
上図で確認してみましょう。

2音間の位置関係は綺麗に縦に並んでいますが、
1組だけ例外があります。

それは、

「ファシ」

です。

 

「シミラレソドファ」、いわゆる「4度圏」は当然全て

「完全4度」

ですが、「ファシ」間だけは完全4度より半音広い

「増4度」(トライトーン)

になります。

 

実はこの「ファシ」間の「半音のずれ」こそが、
指板上の音の配列を不規則にする犯人だったのです。

 

f:id:raykawamoto:20141219201542g:plain

 

ベースの指板図を再掲しますが、
縦の並びにずれが生じているのは
この「ファシ」間だけであることが分かります。

(ギターではチューニングの関係で
 さらに2ー3弦間で全体的に1フレットのずれが生じます。)

 

バーティカルライン理論Ⅰ ギターエディション

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実は「ドレミファソラシド」自体が

「完全4度(5度)音程を積み重ねたもの」

であることから、完全4度にチューニングされた指板図は
音楽理論を視覚的に捉えるのに非常に効果的で、
本書でもその利点を最大限に利用しています。

興味のある方は是非読んでみてください。

(次回に続く・・・)

 

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